東急バス T1534 ブルーリボン 渋谷駅西口

2008年5月撮影 渋谷駅西口 34番のりばにてT1534 渋21系統(松陰線)日野ブルーリボン ツーステップ リフトバス・エアサス KC-HU2MLCA 1996年式弦巻営業所所属(元・大橋営業所 O1534) 品川22か5562 2008年12月除籍→2009年12月、北海道中央バスへ移籍(江別営業所、札幌200か2601)移籍後にリフト撤去、方向幕はLED換装元・大橋営業所に2台新製配置されたブルーリボンのリフトバス。1995年、1996年に1台ずつ導入。東急の大型路線リフトバスはこの2台のみ(小型車ではローザ、リエッセなどの例がある)。首都高速の大橋ジャンクション建設のため、2002年に大橋営業所が閉鎖されると、2台とも弦巻営業所へ転属した。東急のブルーリボンツーステップは、リーフサス(HT)で導入されていたが、リフトバスの2台のみエアサス(HU)での導入となっている。1台目は、T1348(元・O1348)U-HU2MLAA 品川22か5277 1995年式、2007年除籍。T1534と同じく、前面方向幕の左右に付いた車椅子マークが目立っていたが、T1348はU-代で丸目ヘッドライトで、遠目にも識別は容易だった。ガラケー時代の「東急バスナビ」では、T1534にはリフトバスを表す車椅子マークが表示されていた。東山田営業所から転属してきたキュービック・T1567とともに、松陰線(渋21・23系統)の運用に就くことが多かった。T1567も同時期の2008年12月に除籍、福島交通に移籍した(福島支社、福島200か1079)。T1534は2008年12月除籍、1年後の2009年12月、北海道中央バスへ移籍している。除籍後しばらく行方不明だったが、大人の事情で(?)なんと1年も経ってから、北海道日野自動車経由で中央バスへ譲渡されていたことが判明した。移籍後にリフトは撤去、方向幕もLED換装されたが、リフトバスのため中扉がグライドスライドドアになっており、中央バスカラーになっても識別は容易である。狭隘路線の多い東急の都内仕様では一般的な短尺車も、北海道へ行くと小ぶりに見える。大都市圏からの移籍車を大量導入している中央バスだが、東急車はグループ会社(元含む)への移籍が多いこともあり、中央バスへの移籍は異例。同時期にはこの1台のみで地元でも驚かれたようだ。これには歴史的背景として1950年代、五島慶太時代の東急による株買い占め事件で、中央バスとの対立があったことも尾を引いていると思われる。(参考サイト:小樽商工会議所「小樽商人の軌跡」第11章-2
セルリアンタワーと、解体された東急プラザ渋谷を背景に。

Route246 Memories - 東急バスの想い出

東急バス・東急トランセを中心に、2008年からの想い出バス写真を掲載しています。Instagramと連携しています。

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